ここしばらくブリーチレベルのハイトーンやグラデーションカラーが人気でしたが、2014年の春は黒髪が流行ると言われています。

ですが黒髪は印象が極端ゆえに、「一旦黒くしたら、明るくするのは大変かも?」「やってみて似合わなかったらどうしよう…」などと、なかなか勇気が出ないと思います。

ところが、実は黒髪には色々な種類があるので、後に響かない&一時的に楽しむようにすることもできるのです。

そこでここでは、現役美容師の筆者が、黒髪のメリット・デメリットをご説明しながら、気軽に楽しめる「黒髪風カラー」をご紹介したいと思います。

黒髪にするメリットとは?

髪がツヤツヤに見える

黒髪ほど光沢が出る髪色はありません。天使の輪が一番きれいに出るのも黒髪です。

清楚・しっかりした印象を与えられる

昔より外見で人を判断する人が減ったとはいえ、就活などでは必ず黒髪が求められます。それほど黒髪への信頼が厚いということでしょう。

カラーリング代が掛からないので、経済的

黒く白髪染めをしている人以外は、お金が掛かりません。

黒髪にするデメリットとは?

イメージが偏りやすい

人によっては、クールさが過剰になってしまうかもしれません。パーマなどの工夫をしないと、柔らかい印象になりづらい場合もあります。

「近寄りにくい」という印象も持たれやすいようです。

老けて見えることがある

顔立ちや年齢によっては、実年齢より老けてしまうことがあります。

黒染めをすると後から明るくするのが大変

黒染め後に明るい色にしたい時、希望通りの色にならないことがありますし、もし希望通りになってもダメージを伴うことが多くなってしまいます。

黒染め前後の明度差がある程、明るくするのは大変です。

最近はティントコントローラーという、ブリーチより少ないダメージである程度明るくできる薬剤があるので、このデメリットも無くなりつつあります。ただ、全てのサロンで扱っているわけではないですし、どうしてもダメージは出てしまいます。

そこで、デメリットをゼロに近づける「黒髪風カラー」を提案!

黒髪は「黒じゃなくてもいい」

黒髪と言っても、明るさだけでも1~5レベルまでの幅がありますし、色味によっては6、7レベルでも黒髪風に見えます。

きっとほとんどの人が「黒髪にしてみたいな」と思っても、真っ黒にするのには抵抗がありますよね?

真っ黒にしなければ、「近寄りにくい」というデメリットもクリアできます!そこで、失敗しにくい、色味を効果的に使った黒髪をご提案したいと思います。

レベル=明度です。数字が大きくなるほど、明るくなります。

色味を効果的に使うとは?

カラーリングの色味には大きく分けて「寒色系」「暖色系」の2つがあります。寒色はアッシュ・マットの西洋人の地毛のような色、暖色はレッド・ピンクなどの赤みを感じる色というとイメージしやすいでしょうか。

そして、同じ明るさでも暖色より寒色の方が暗く見えやすいという性質があります。この色味による見え方の違いを利用して、「黒髪風」にトーンダウンすると、後のカラーリングが楽ですし、違和感も感じにくくなります。

黒染めの後に明るくするのが大変なのは、赤味を取り除くのに苦労するからなのです。ところが色味を利用して暗くすれば、赤味は少ししか入っていないので、簡単に明るくできるのです。

これで「黒染め後は明るくしにくい」というデメリットもクリアしました!

一番おすすめの色味は?

アッシュがおすすめです。アッシュはグレーやブルーでくすませるので、落ち着いた印象になりやすい色味です。さらにアッシュは同じ寒色のマットと比べて肌がくすみにくいですし、バイオレットを混ぜると、本当にきれいな色になります。

これで「老けて見えやすい」というデメリットもクリアです!

「黒髪風」はすでにヒットしてる!

具体的に写真を見ながら解説していきます。

この写真はベージュ系の7~8レベルです。まだまだ「黒髪」という印象ではありませんね。

この写真のカラーリングは上の写真と同じ7~8レベルですが、色味が「マットアッシュ」です。

色味が違うと、こんなに暗く見えるのです。よく見るとブラウンがかっているのが分かると思いますが、黒髪と言えなくもないですね。

この写真も7~8レベルですが、色味が「ロイヤルアッシュ」です。ロイヤルアッシュはアッシュとバイオレットを混ぜた色で色味が深いので、限りなく黒髪っぽく見えますね。

美容院でのカウンセリングは慎重に

一時的に黒髪を楽しみたいという人には、ここでご紹介した「黒髪風」のカラーリングはとてもおすすめです。

美容院でオーダーする時は、「また後で明るくしたくなるかもしれないので、アッシュの色味を深く入れて下さい」と言い、担当に上の写真を見せましょう。そうすれば、まず失敗しないと思います。

ダメージレスのカラーリングで、旬の黒髪を楽しみましょう!

(image by amanaimages)